今日もお疲れ様です。
今日は『仕事はランニングキャリブレーション』というテーマで記事を書きます。

はじめに
私たちは日々の仕事を進める中で、「計画通りにいかない」という経験を必ずしています。
特に管理職やリーダー職であれば、チームを動かしながらゴールを目指すわけですが、シナリオ通りに進むことの方が珍しい。むしろ「不確定要素」があるからこそ、計画は揺らぎ、軌道修正を迫られるものです。
そこで大切なのは、「ランニングキャリブレーション(走りながらの調整)」の発想です。これは製造業や研究開発の現場で使われる考え方ですが、ビジネスの現場でも応用できる極めて重要なマインドセットです。
計画はあくまで「出発点」
仕事の計画を立てるとき、私たちは「シナリオ」を描きます。
・いつまでに
・誰が
・どのように
進めるかを整理して進めますよね。
しかし現実には、顧客の要望変更、社内リソースの不足、突発トラブルなど、想定外の事態が次々と発生します。
この時に「計画通りに進めなければ」と固執すると、逆に動けなくなることも多い。
計画はあくまで出発点であり、ゴールに近づくための仮説に過ぎない。
この視点を持つだけで、柔軟な行動が取りやすくなります。
ランニングキャリブレーションとは何か
「キャリブレーション」とは、機器や装置を正しい状態に調整することを指します。
たとえば研究の世界では、測定器を動かしながら逐次調整し、正しい値を得る「ランニングキャリブレーション」が行われます。
これを仕事に置き換えると、
「動きながら調整することを前提に、前進し続ける姿勢」
となります。
完璧な準備が整うのを待ってから動くのではなく、とにかく動き出し、進行中に不確定要素が現れたら修正する。これこそが現代のビジネスに必要なアプローチです。
不確定要素を前提にした働き方
不確定要素は「予測できるもの」より「予測できないもの」のほうが大きな影響を与えます。
つまり、最初から「必ず何かは起こる」と想定しておいた方がむしろ健全です。
例えば:
プロジェクトメンバーの異動や退職
突発的な顧客クレーム
社外の規制変更や競合の動き
これらをゼロにすることはできません。
だからこそ「何があっても修正可能な柔軟性」を持ち込むことが重要になります。
ゴールを明確にすることの大切さ
ただし、闇雲に修正を繰り返すだけでは意味がありません。
ランニングキャリブレーションの前提にあるのは、**「ゴールの明確化」**です。
達成すべき成果は何か?
その成果は、どのような状態をもって「完了」とするのか?
数値で測れるものか、それとも定性的な評価か?
このゴール設定があいまいだと、修正が正しい方向に向いているのかすら判断できません。
逆に言えば、ゴールが明確であれば、多少寄り道をしても、最終的に正しい場所へ到達できます。
管理職が持つべき「修正力」
管理職の仕事は「計画を遂行すること」ではなく、「状況に応じて修正しながらゴールへ導くこと」です。
そのためには:
現場の情報を素早くキャッチする感度
修正の判断をためらわない決断力
チームを納得させて動かす伝達力
が必要になります。
特に③の「伝達力」が弱いと、「なんでまた方向が変わるのか?」と現場は混乱します。
修正の理由を説明し、ゴールに向けた道筋を共有することが、組織を動かすリーダーには欠かせません。
ランニングキャリブレーションを習慣化する方法
では、実際の仕事で「ランニングキャリブレーション」をどう取り入れるか。
週単位で小さな振り返りを行う
→ 計画と実績の差分を洗い出し、次週に修正をかける。
チーム全体でゴールを再確認する習慣を持つ
→ 方向性がズレていないか、全員の認識をそろえる。
不確定要素リストを作る
→ 予想されるリスクをあらかじめ整理し、発生時の対応を準備する。
こうした仕組みを取り入れることで、自然と「走りながら調整する」ことがチームに根づきます。
おわりに
仕事はシナリオ通りにはいきません。むしろ「計画通りに進まないことが普通」と考えた方が現実的です。
だからこそ必要なのは、「ランニングキャリブレーション」という視点。
動きながら調整する。
不確定要素を前提に動く。
そして、ゴールだけは明確に持ち続ける。
この姿勢を持つ管理職こそ、変化の激しい時代にチームを成功へ導けるリーダーです。
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