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本音と建前のギャップを埋めることが成長ー「綺麗事」に見えていたあの言葉たち

 

お疲れ様です。

今日は『経営層の建前』というテーマで記事を書きます。

 

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年度始めや中期経営計画の発表。

経営層が語る言葉は、どこか遠い世界の話に感じたことはないでしょうか。

 


「社会への価値貢献」「お客様とともに未来を創る」「社員が活き活きと働ける環境を」

——確かに、美しい言葉です。でも、若い頃は正直に言って「理想論だな」「現場の苦労を知らないな」と、冷めた目で見ていたという方も多いのではないでしょうか。

 


現実には、目の前のKPIに追われ、時間に追われ、人間関係にも苦労しながら仕事を進めていく日々。

理想論よりも「今、どうするか」の方が大切に思える。これはとても自然な感覚だと思います。

 

 

 

なぜ経営層は建前を語るのか?

 

 

 

では、なぜ経営層はあえて「建前」に聞こえるような話をするのでしょうか。

 


それは、**「本音は現場に任せるから、私たちは理想を語る」**という構造があるからです。

 


たとえば経営陣が「全社員の心の健康を守る」と語ったとき、現場では「この忙しさで?」と疑念が湧くかもしれません。でも、経営陣が現場の一人ひとりの働き方に直接介入できるわけではありません。だからこそ、ビジョンとして、軸として、「理想」を掲げる必要があるのです。

 


その言葉が100%現場に届いていないとしても、目指す方向があるというのは、組織全体の安定につながります。

 

 

 

経験を積むことで見えてくる「本音の意味」

 

 

 

不思議なことに、年齢と経験を重ねてくると、あのとき「建前だ」と思っていた言葉が、段々と自分の中にスッと入ってくる瞬間があります。

 


「目の前の成果だけでなく、長期的な価値を考えよう」

「人を育てることが、結局は最大の利益につながる」

「問題は人ではなく、構造にある」

 


そういった言葉が、現場での様々な出来事や失敗を通して、自分の経験と重なっていくのです。

 


最初は違和感だった経営層の発言が、「自分の口から出てもおかしくない」と感じるようになる。

この変化こそ、本音と建前のギャップが埋まってきた証拠ではないでしょうか。

 

 

 

若いうちはギャップがあって当然

 

 

 

もちろん、最初から経営的視点を持つことは難しいですし、そうあるべきでもありません。

若い時期は、「目の前の仕事にどう食らいつくか」に集中するフェーズ。

目標管理シートに並ぶ経営理念に違和感を持つのも、ある意味で健全です。

 


しかし、それを否定的に捉えるのではなく、「自分にはまだ見えていない世界がある」と素直に受け止める姿勢があると、少しずつ視野が広がっていきます。

 

 

 

成長とは「見え方」が変わること

 

 

 

人は、同じ言葉でも、経験によってまったく違う意味に感じるものです。

昔は響かなかった言葉が、ある日突然、深く胸に刺さる——そんな瞬間に、私たちは「成長した自分」に出会います。

 


そしてそれは、本音と建前のギャップを、ただ批判するのではなく、理解し、内側に取り込むというプロセスを経て起こるのです。

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

 

若いうちは経営の言葉が「綺麗事」に聞こえるのは当然
建前に見える発言の中にも、本音のヒントがある
経験を積むことで、自分の中に腑に落ちる瞬間がくる
ギャップを埋めることが、ビジネスパーソンとしての成長

 

 


「理想を語る側」から「理想を理解する側」へと成長する。

それは、社会人としての一つの大きなマイルストーンかもしれません。